製品Q&A

ノロウイルスについて

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は多種多様の原因によるものを包含する症候群名です。
全国約3,000カ所の小児科定点からの患者発生報告数が増加するのは冬季であり、その大半はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものであると推測されます。
また、患者発生のピークは例年12月中となることが多く、同時期の感染性胃腸炎の、特に集団発生例の原因の多くはノロウイルスによるものであると考えられ ています。(IASR, Vol 31. No 11. http://idsc.nih.go.jp/iasr/31/369/inx369-j.html参照)。

ノロウイルスの不活化には逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)は無効ですし、エタノールはあまり効果がありません。ノロウイルスを不活化させるには次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)の使用や加熱が有効です。

参考ホームページ:
IDWR 2012年第44号<注目すべき感染症>感染性胃腸炎
国立医薬品食品衛生研究所ホームページ
国立医薬品食品衛生研究所報 第129号(2011) 37-54
ノロウイルスの不活化に関する研究の現状
次亜塩素酸ナトリウム(製品一覧)へ

 

参考ホームページ:
厚生労働省:食中毒事件一覧速報  4食中毒統計資料(厚生労働省HP)
平成27年(2015年)食中毒事例(速報)(厚生労働省HP)
平成26年(2014年)食中毒事例(速報)(厚生労働省HP)
平成25年(2013年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成24年(2012年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成23年(2011年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成22年(2010年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成21年(2009年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成20年(2008年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成19年(2007年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
平成18年(2006年)食中毒発生事例(厚生労働省HP)
ノロウイルス感染症(国立感染症研究所感染症情報センターHP)

ノロウィルスとは

ノロウィルスとは

以前は小型球形ウイルス(SRSV,Small Round Structured Virus)と呼ばれてましたが、ウイルスの遺伝子が詳しく調べられるようになると、「小型球形ウイルス」には2種類あり、そのほとんどは、いままでノー ウォーク様ウイルスと呼ばれていたウイルスであることが判明し、2002年8月、国際ウイルス学会で正式に「ノロウイルス」と命名されました。(もうひと つは「サポウイルス」)この分類に基づき、2003年8月から食品衛生法において「小型球形ウイルス」は「ノロウイルス」に改められました。
このウイルスは乾燥などに強く、少数でも感染する力を持っています。一般的な食中毒菌は一度に100万個以上が口に入らないと感染しませんが、ノロウイルスは感染力が強く、10~100個程度で人に感染して食中毒症状を起こします。
感染者の便や嘔吐物には多量のウイルスが含まれており、便や嘔吐物や手を介して簡単に感染が広がります。石鹸や洗剤では死なないため、手洗いの時にはよく泡立ててウイルスを洗い流します。

特徴

(1)カキの生食または加熱不足が原因と考えられる事例が多く、カキの鮮度と関係なく発生します。
(2)細菌のように食品中で増えることはなく、ヒトの体の中(腸管内)でだけ増えることが出来ます。

症状

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。
また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

参考ホームページ:
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省HP) ノロウイルス感染症とは (国立感染症研究所感染症情報センターHP)

感染経路

感染経路

  • ウイルスに汚染された二枚貝(カキ、アサリ、ハマグリ等)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べて感染する場合
  • ウイルスが付着した食品を調理した調理者の手指、器具から他の食品にウイルスが付着し(二次汚染)、感染する場合
  • 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べて感染する場合
  • 感染者の便や嘔吐物に触れた手指にウイルスが付着して広がる場合
  • 感染者の便や嘔吐物が乾燥し空気中に漂い、これが口に入って感染する場合

参考ホームページ:
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省HP)

予防・対策

予防・対策

  • 食品は必ず加熱調理します。(85度以上、1分以上)
  • 手洗いを確実に実施します。(外出先から帰った後、トイレの後、調理や食事の前)
  • 調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。
    また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85度以上)で1分以上の加熱が有効です。
  • 患者の嘔吐物やふん便を処理するときには、使い捨てのマスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散 らないように、ふん便、嘔吐物をペーパータオル等で静かに拭き取ります。おむつ等は、できる限り揺らさないように取り扱います。
    ふん便や嘔吐物が付着した床等は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように拭き取ります。
    拭き取りに使用したペーパータオル等は、次亜塩素酸ナトリウムを希釈したもの(塩素濃度約1000ppm)に5~10分間つけた後、処分します。
    また、ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、嘔吐物やふん便は乾燥させないことが感染防止に重要です。
    エタノールや逆性石鹸は失活化にあまり効果がありません。

参考ホームページ:
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省HP)

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